iOSAppの配信方法
こんにちは。
仕事でアプリ開発を行っているのですが、iOSAppの配信方法について悩んだので書き留めておこうと思います。(主にInHouseについて)
最新の情報が少なかったように感じたので、みなさんの開発の参考になれば幸いです。
各配信方法
- AppStore
一般的な配信方法です。AppStoreに掲載されるため、Appleの審査が必要となります。
アプリの有効期限:なし
利用可能なアカウント種別:個人、法人
- AdHoc
開発機からの直接の配布方法となります。OTAでの配布も可能なようです。
但し、対象の端末のUUID(端末を一意に識別できるID)の登録が必要です。(iTunes Connect Membersへの登録)
アプリの有効期限:1年
利用可能なアカウント種別:個人、法人
- TestFlight
TestFlightというテスト配信専用プラットフォームを用いた配信方法です。AppStoreに申請するAppをそのまま確認することができます。
TestFlightには内部テスター、外部テスターというものが存在します。
内部テスター、外部テスターの違いについて説明します。
- 内部テスター
利用可能者数:25
公開時の審査は必要ありません。
UUIDを登録する代わりに審査なしですぐにテストすることができます。(内部テスター登録)
- 外部テスター
利用可能者数:10000
公開時はAppleの審査が必要です。(簡易(1日程度)だという意見と本番配信同様の審査(1~2週間)だという意見両方聞きます。)
利用する人は開発者からメールで招待を受け、AppStoreからTestFlightAppをインストール、対象Appを起動という手順になります。
審査が必要な代わりに10000人という大人数、UUIDの登録不要というものになります。
アプリの有効期限:90日
利用可能なアカウント種別:個人、法人
- InHouse
InHouse配信は使用できるアカウント種別が制限されています。
その制約の代わりに、
- 配信人数無制限
- UUIDの登録不要
- URLからのインストール可能(HTTPS通信に限る)
というAppStoreを経由しないかなり自由度の高い配信方法になります。
アプリの有効期限:1年
利用可能なアカウント種別:法人(Apple Developer Enterprise Programに登録したアカウントのみ)
あとがき
今回は配信方法の違いについてだけ書き、利用方法や登録方法などかなり省きました。
次回以降省いたものを書いていこうと思います。
参考にしたサイト
TestFlightのメリットから使用方法まで詳しく書いてあります。おすすめです。